ボホール島へ! Part3
アリシアパノラマパーク編
『アンダ』から『アリシアパノラマパーク』へ日帰りハイキング
アンダの美しいビーチでのんびりくつろいだ次の日は山へ向かう。アンダを上へ上へと進むと、田園風景が広がり、のどかな山の景色が広がっている。あんなに美しい海からバイクで走ること小1時間で今度は美しい山の風景に出会うことができるのだ。
ライステラスに立ち寄る
アリシアパノラマパークに行く途中、ライステラスを発見。フィリピンで有名なライステラスと言えば、ルソン島の北の方にある世界遺産『バナウェ・ライステラス』が有名だが、ボホールにも密かに存在しているのだ。何気ない田舎道の脇にある田んぼのあぜ道をテクテク歩く。小高い丘の頂上を目指して歩く。所々ぬかるんでいて足をとられながらも、なんとかてっぺんに到達。おぉ!棚田が整然と並んでいる!世界遺産には引けを取るだろうが、これはこれで清々しい景色だ。

ライステラスで景色を堪能し、再び『アリシアパノラマパーク』へとひた走る。だんだん山々が顔を覗かせる。
いざ、ハイキング!
登山口にある受付で入場料を支払う。ここでは勝手に山へ立ち入ることが禁止されており、必ずガイドをつけなければならない。無論ただではない…。これは結構フィリピンあるあるだ(^^; 私としては自分のペースでのんびり景色を楽しみながら頂上を目指したいところだが、ここはルールに従いガイドさんといざ出発。
まず、山道の入り口までは普通の車道を歩く。上を仰ぐと目指す頂上が見える。1時間程度の行程だと聞いたが、あんなところまで果たして1時間で登れるものだろうか…。途中には子ヤギもお目見え。あんな岩々なところでも上手に歩くなと感心。

結構(30分ぐらい?)車道を歩き、とうとう山道へと歩を進める。思ったよりもなかなかの登山だ。頂上までひたすら上る。ガイドさんの歩がまた早い(^^; 所々休息を入れてはくれるし、そこで写真をたくさん撮ってくれる。モデルの様なポージングを指示し、ものすごい枚数を撮ってくれるのもフィリピン流(笑) 小一時間のハイキングだと高をくくって水をあまり持って来なかった私に、ガイドさんは水も恵んでくれた。(命綱の水なのに、ありがとう)
そんな感じで上へ上へと登っていくと、だんだんと景色が開けてきた。ここもまたボホールミステリーな場所だ。そんなに標高が高いわけでもないのに木がほとんど生えていない。チョコレートヒルズ(『ボホール島へ! Part1:チョコレートヒルズ&ターシャ編』参照)も木が育たないそうだが、同じ理屈だろうか?代わりに山は黄緑色の草に覆われて、起伏のある草原のようだ。


頂上から見えた景色
ガイドさんのスパルタ的な速さもあり、1時間弱で無事登頂。頂上には小さな小屋と展望台と呼ぶにはあまりに簡素ではあるが、景色を眺められる台が設置されている。ガイドさんの話では、テントを運んでここでキャンプすることも可能だそうだ。ここから見る星空は圧巻だろう。機会があればぜひやってみたい。
小高い山が連なった雄大な山岳の景色の向こうにはボホールの美しい海が見える。やはりボホールはすごい。海も良し、山も良し。目前に広がる緑と青、豆粒のような民家、そして局地的に雨を降らせている雨雲を見ていると、まるで下界を見下ろす神になった気分だ。雨の切れ目が見える。あの雨雲の下にいる人たちは今頃大慌てだろう。


ふと、反対側に目をやると、山が焼け焦げていた…。峰の半分は緑が生い茂り、半分は焼け野原になっているのだ。ガイドさんの話によると、つい先日、山火事があったそうだ。タバコのポイ捨てが原因らしい。美しい緑と人の残した傷跡のコントラストを眺めていると胸が痛む。こんなにきれいなのに、はかない。人間の一瞬の怠慢で、こうも無残に自然が失われている…。


だが、これには後日談がある。会社の同僚が後日この山を訪れた際は、ただただ美しい緑が広がっていたとのことだった。自然の回復力には感服だ。
いつまでも眺めていられる景色に後ろ髪を引かれながら、下山の途に就く。上りとは別のルートで下るため、行きとは違った景色を楽しみながら山を下る。行きはガイドさんの足元の地面を見つめながら黙々と上り続け、休憩で顔を上げては自分の成し遂げた功績を確認するために下を見下ろして自らを鼓舞したものだが、下りは上りのスパルタに比べれば天国だ(笑) 緑の中を気持ちよく散歩しながら下山する。

やがて山に別れを告げ、なじみのある車道に下りる。人の世界に戻った気分だ。『アリシアパノラマパーク』の山々は、私をさらにボホールびいきにさせた。
ボホール島へ! Part4:バングラオ島編につづく・・・